各地でインターハイの予選が始まっていますね。そしてこれから全中大会の予選も始まります。試合に向けて稽古もより力が入っている頃だと思います。しかし稽古に集中するあまり、道具のメンテナンスはおろそかになっていませんか?こんな時だからこそメンテナンスはかかせません!特に竹刀は相手を怪我させてしまう恐れがあります。大事な試合前にチームメイトに怪我をさせてしまったら大変!そんな事にならないようにしっかりとメンテナンスしましょう!そこで今週は竹刀の「お手入れアイテム」をご紹介します。
【竹刀ケズール】
これ一つで二つの役割をこなす優れ物。
先端はささくれを取り除く引っかき金具付(栓抜きみたいな形)。取手はやすりになっています。初心者向き。
使い方:①ささくれている個所を先端の金具を使い削り取ります。②削り終わったら取ってのヤスリを使い表面を滑らかに仕上げて下さい。
【ペーパー式ケズリ】
高い研磨力。片面は粗削り用、もう片面は仕上げ用になっており、なめらかに仕上がります。「研磨力が落ちてきた」そんな時はペーパーのみを購入し交換が可能です。刃がないので安全でメンテナンス初心者でも安心です。
使い方:①粗削り用の面でささくれている個所を削り取ります。②仕上げ用の面を使い表円が滑らかになるように仕上げて下さい。
【剣磨】
片面は粗削り用、もう片面は仕上げ用です。耐久性があるので、長い期間使えるお手入れ用具です。削った時に竹刀からでる削り屑が目詰まりしにくい形状になっています。初心者向。
使い方:①粗削り用の面でささくれている個所を削りとります。②仕上げ用の面を使い表円が滑らかになるように仕上げて下さい。
【竹刀カッター 匠】
削る部分が3ヶ所あり、それぞれへこみ(刃)の大きさが違うので、削る個所に合わせてご使用ください。大きなささくれには刃を使えば綺麗に仕上がります。鞘付きなので安全です。慣れればかなり使いやすいですが初めてのメンテナンスには向かないかもしれませんね。刃が付いているおでお子様が扱う際は注意が必要です。上級者向き。
使い方:①竹刀がささくれている箇所に合った刃を使いささくれを取り除きます。②サウンドペーパーなどで表円が滑らかになるように仕上げて下さい。
【明鏡】
邪魔にならないコンパクトサイズ(ケース収納時W45mmH70mm)の竹刀削り。大きさの違うへこみ(刃)が複数ついています。専用ケース付。初心者向き。
使い方:①ささくれている箇所に一番合う形のへこみ(刃)を使用し、押しあてて削ってください。②サウンドペーパーなどで表円が滑らかになるように仕上げて下さい。
竹刀を扱う剣士の方には必ずお持ちいただきたいアイテムの一つ。
自分で使う竹刀は自分でメンテナンスしましょう。道具への愛着も湧きますよ。
「今使っている竹刀削りの研磨力が落ちてきた」この機会に買い替えてみてはいかがですか?
ささくれの出来た竹刀は、そのささくれで相手に怪我をさせてしまったり、ささくれが打突時に剥がれ、目に入るなど危険があります。竹刀のメンテナンスは自分の為というより、「相手の為」にするものです!
安全に剣道を楽しむ為、長持ちさせる為にも日々のメンテナンスはかかせません。ささくれていないか、中〆、ツルは緩んでいないか稽古前、稽古後はしっかりと竹刀のチェックを心がけましょう。竹刀のお手入れ方法は「剣道マニュアル」にイラスト付で詳しく紹介されています。まだお持ちでない方は一緒に購入される事をお勧めします。
剣道用品のお求めは武道具総合メーカー、フジダルマ印の (株)安信商会までご用命下さい。
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